さもん

26人のコミッサールのさもんのレビュー・感想・評価

26人のコミッサール(1932年製作の映画)
3.0
"油田都市バクーと26人のコミュッサールを中心にその前後で起こる事件・出現する英雄・イギリスの2度の占領"という史実を編集し時系列の入れ替えや、故意的に情報を減らすことによって映画として立ち上げられた作品。
サイレントムービーとトーキー映画の境目なので画面の左8%がカットされている。
バクーが移民都市であり、民族も入り混じっているのでトーキー映画であれば言語、民族の違いが楽しめただろうな、とか。

終始音楽が流れるサイレントムービーにも音楽の切れ目はあって、音の沈黙とともに映画が画面を超えてくる感覚がたまにあってそこがよかった。
試みとして魅力的
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