台風騒動記の作品情報・感想・評価

台風騒動記1956年製作の映画)

製作国:

上映時間:107分

3.6

『台風騒動記』に投稿された感想・評価

社会派の山本薩夫監督による喜劇で、原作は実際にあったことのルポだが、映画は完全なフィクションとしている。
台風に襲われたある村の出来事。
村長は小学校を鉄筋の校舎に建替えたいが予算がない。
県会議員…

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台風の被害に遭ったふりをして国から補助金を騙し取ろうとする地方議会の社会風刺コメディで、現代にも通じるものがありなかなか面白かった。

最後に左卜全が本領発揮。
papanda

papandaの感想・評価

3.8

おもしろい。山本薩夫監督というととても固いイメージがあったけど、これはかなり辛辣なコメディー。「天災の後に来るのは人災」とあったけど、大きな台風の被害で命からがら避難した人たちを差し置いて、いかに補…

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天災のあとには人災が。横暴な人事、汚職にリベートにと腐った田舎町にやってくる男っぷり絶好調の佐田啓二。田舎芸者の桂木洋子との自転車2人乗りエロすぎる。罹災者たちの仮住まいのセット素晴らし。薄暗い室内…

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otomisan

otomisanの感想・評価

4.0

 台風で豪い被害を受けた富久江だが、やっと戦後ではなくなった程度の日本にはろくな支援が出せない。仮設住宅やら生活・復興支援どころか、やっと文部省の政務次官を突っついて鉄筋校舎の費用を出させるくらいが…

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山本薩夫46歳の作品だと。共産主義者であり反権力、反体制の映画が多いイメージだがコメディからアクションまで器用にこなす人である。この映画もそつなくこなしているが、主人公が佐田啓二なのか菅原謙二なのか…

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2020 6.6 鑑賞
二度目
今の悪どい政治家に観てもらいたいよね!
でも観てもな~んも感じないだろうな。
mingo

mingoの感想・評価

3.9

海辺の町が巨大台風の直撃を受け町長や議長たちは無事だった小学校をわざと取り壊し、台風の被害だと国から一千万円の補助金を受け取ろうと画策する山本薩夫らしい風刺喜劇。原発事故を含め災害が多発している中危…

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youkey

youkeyの感想・評価

4.2
記録。
昭和31年の話なのに令和の現代とやってることはなんら変わってない

とある田舎町、富久江の役場では会議が行われていた
そこで、この度の台風の被害を装い、国から補助金をせしめるため愛町精神を発揮することが決定された
その内容はたいして被害もない小学校校舎を全壊したこと…

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