このレビューはネタバレを含みます
なぜかエクソシストものは良いね。
おもしろかった。
アンソニー・ホプキンスの演技に圧倒される!
まぁ、これに尽きますよね。
ひょうひょうとして捉え所ない人物の役はまさにアンソニーのオハコ。
そして悪魔に憑依された後はさすがに圧巻の演技でした。
これだけでも見る価値あり!
ストーリーは割とシンプルながら、エクソシストという職業?側に焦点を合わせ、さらに主人公は悪魔祓いなんかには懐疑的な立場である。というのが観客視点でもあるので、感情移入しやすい。
主人公は懐疑的ながらも、最初は若手とベテランがタッグを組み悪魔祓いは進む。
が、どうしても信じる事はできない。
精神科へ運ぶべきだ!と立場は後半まで変わらない。
しかし、最後は自分や師を乗り越えて、「悪魔を信じるが故に神をも信じる!」という葛藤の上に出た結論に、わかっちゃいるけどグッとくる。
あと、
「自分にはできない!信じる心が不十分だ!」
「何に対して?神を?」
「自分をだよ」
このシーン、ハッとさせられて良かったな。
よく考えたら起承転結もしっかりとしてるし、主人公の内面もエグられてるし、総じて良い作品だったのでは?と思う。
ルトガー・ハウアー久々に見たw
さすがの貫禄。