化石を配信している動画配信サービス

『化石』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

化石
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『化石』に投稿された感想・評価

「化石」@シネ・ヌーヴォ
小林正樹映画祭。

仕事一筋、一代で社員2000人の大企業を築き上げた男が、旅先のフランスで、美しい死神と出会い、自らの生と死をかえりみる、、。

ベルイマン映画の題材のようだですが、高度経済成長期の、いかにも日本人的な宗教観の薄い中年男が、その中で見せるあがきが興味深かったです。私よりはだいふ上の世代ですが、彼のような人々が、働き蜂とやゆされながらも、戦後の復興から日本経済の発展を背負ってきたのは確かだと思います。

この映画は、井上靖原作らしいです。
もともとはテレビドラマ用に作られたものを映画用に再編集されています。3時間半ぐらいあり長いです。ナレーションによる説明が多く、いかにも昔のデレビ風です。

当時、黒澤明、木下恵介、市川崑とこの監督で、四騎の会というのを結成して、一本の作品を共同監督しょうと計画したそうですが、お山の大将ばかりでシナリオがまとまらず、資金難となって、当時隆盛中のデレビドラマを、各自が手がけることにしたらしいです。
そういう経緯での作品のようです。ちなみに、黒澤だけは結局、デレビをやらなかったそうです。

監督は、最初から映画にすることを頭において撮っていたとのことで、見応えはありますが、やはりどこかデレビ的で、一本の映画としては弱い印象を受けました。
話自体はどーってことないのに(インテリがヨーロッパを放浪して自己省察するとこは吉田喜重の『さらば夏の光』を思い出させるが)200分、とにかく長い。寝ないで観通した自分を褒めてあげたいくらいだ。元来何話かのテレビドラマだったものを編集して無理矢理(?)映画にしたせいか、画だけでは無理があるんでシチュエーションと心理説明にナレーションがやたら入り、これがなきゃ映画としては成立してないんじゃないかというタイトロープな作品。ようするに微妙。しかしなんでか退屈しなかった、どころか割に好きでした。不思議。おすすめはしないが(笑)。あ、あとは武満徹の音楽。よく知る武満的な感じではなくセンチメンタルなのが面白い。
これはテレビで放送されたものを映画用に再編集したものでした。私はテレビで観たのか、映画で観たのか、あるいは両方観たのか、はっきりとした記憶はないんだけど、佐分利信と岸恵子が印象的で、結構面白かったような覚えはあるかな。

『化石』に似ている作品

こころ

製作国:

上映時間:

122分

ジャンル:

3.5

あらすじ

日置にとって野淵先生は最も尊敬する先生であったが、同時に何かしら不可解な心情を覚えた。先生には美しい奥さんがおり、子供はなく静かな家庭だった。先生と奥さんの仲は決して悪いのではないが、かと…

>>続きを読む

ゼロの焦点

製作国:

上映時間:

95分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
3.6

あらすじ

広告社に勤める憲一は新婚7日目に金沢へ出張し、そのまま消息を絶った。妻の禎子は金沢へ向かい夫の行方を捜すが、手掛かりは掴めなかった。やがて憲一が売春婦を取り締まる警察の風紀係だったことが判…

>>続きを読む

遠い一本の道

製作国:

上映時間:

110分
3.6

あらすじ

昭和50年10月14日の鉄道記念日。滝ノ上市蔵は30年国鉄に勤めてきた功績章を受け取るために、妻・里子と共に札幌へ向かった。市蔵の受章を祝う宴が開かれたところへ娘・由紀が恋人を連れてくる。…

>>続きを読む

空海

製作国:

上映時間:

179分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.5

あらすじ

若き日の空海、佐伯の真魚は、家族が止めるも聞かず修行の旅に明け暮れていた。延暦21年、富士山が大爆発を起こし、彼は逃げ惑う村人たちを鍾乳洞に避難させる。恐怖に駆られながらも生きようとする人…

>>続きを読む