いわい

風が吹くときのいわいのレビュー・感想・評価

風が吹くとき(1986年製作の映画)
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こうやって何もわからないまま楽観的に過ごして姿も見えないものに殺されてしまうってあるんだろうな。
紙袋と身分証まとめとくのもそういうことなのかと…皮肉すぎる。

夫は色々分かってるふうに振る舞うけど角度も知らないし戦争の知識は40年前で止まってる感じ。2人とも十分な教育は受けてないのがわかるんだけど見ている間ずっとモヤモヤした…

第二次大戦時に子どもだった夫婦だからあんまり怖さが分かってないまま助かったという成功体験を持って生きてきちゃったのもあるのか、戦時中への憧れが見え隠れするのも怖いし爆撃後も自分の周りの世界は変わらないみたいな振る舞いも全部怖かった。メンタル保つために前向きに考えてるのはあると思うんだけども…
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