このレビューはネタバレを含みます
久しぶりの良作ホラー映画
しっかりとした人間模様も描かれていきながら、途中「え?トムって幽霊やったん?」と言う展開。
そこからいろんな伏線が回収されていますが
実は元私邸だったと言うこの館は
フローレンスが子供の頃に住んでいたところ
仲良くしているトムは
いわゆる父親が愛人に生ませた腹違いの兄弟
男の子を産めなかった妻と口論になり
愛人に子供を産ませ、その子しか愛さない旦那に嫌気が差し口論をしていた最中に
妻は殺されてしまいます
同じようにフローレンスを殺そうと思った父親は
壁の裏の秘密基地のようなところに隠れたフローレンスを壁越しに撃ちますが
打たれたのは一緒に隠れていたトムでした
そのことに衝撃を受け、父親はその場で自殺
学校の寮母をしていたドローがトムの母親で、その時の愛人
ものすごく巧妙で切ない仕掛けです
一段落ついたかと思ったらトムをかわいそうに思った寮母ドローは
一緒にいられるようにとフローレンスと自分に毒を盛り、腹毒自殺を図ります
泣きながら寂しいと訴えるトム
一緒にはいけないと伝えるフローレンス。
悟ったトムは解毒剤をフローレンスに飲ませ静かに目をつぶっていく彼女に寄り添います
まじで切ない
ラストは
フローレンス死んだ?生きてる?
となるシーンが流れますが、結論ちゃんと生きてました。👏
この映画はいちど見た後に、もう一度最初から見たくなる映画で立て続けに2回見ました
良作でした!