りりい

パルプ・フィクションのりりいのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.7
何十年ぶりかの再鑑賞。改めて見ると内容もかなり忘れていたと思い再鑑賞して良かった、めっちゃ面白い。トラボルタとユマサーマンの登場シーンが強烈だと思ったけど、何十年ぶりに見たらサミュエルがピカイチじゃないかと思ってしまう。

冒頭のシーンからテンポよくストーリーが進み最高だった!

繋がらないようで絡み合う人間関係や、物語がオムニバスで、前後したりして分かりづらい箇所もあるが(未来の物語が先に展開したり)登場人物の末路が分かっているから面白い流れになっている、その部分に感心したしワクワクした。(特に私はトラボルタ のトイレシーンの伏線的なのがめっちゃ好きだ。トラボルタ の行く末の鍵を握っているのは「トイレだ!」と内心思い嬉しくなった。)

殺人なんて朝飯前だったサミュエル演じるマフィアが、急に善に目覚めて人を助ける場面など、人殺しと対比の表現になっていて面白い。 

タランティーノのバイオレンスはなぜかお茶目でクスッと笑ってしまう。ダークなユーモアがたまらない。全てのセンスが光ってる、素晴らしい映画だと思う。
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