ぐりこ

パルプ・フィクションのぐりこのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
3.4
10年ぶりくらいに鑑賞。
こんなんだったかなー(記憶力のなさ)

ギャングを中心としたオムニバス。
すべては繋がってるんだけど時系列がバラバラで、あとで頭の中で繋ぎ合わせていく感じ。
でもヴィンセントが軸だね。ヴィンセントが死ぬまで、ヴィンセントの周りにどういうことが起こったかっていう話。


大まかには
ギャングのヴィンセントとジュールスがブリーフケースを取りに行く話
ヴィンセントとミアのディナー、オーバードーズ話
カップルの強盗
八百長ボクシングのブッチの話
とあり、全てが人間らしさ満載で展開されていくのだけど、

え、まって、ブッチの子ども時代の話って、時計がどんなに大切か、時計への執着、あの状況でもリスクを冒してまで時計を取りに行く心理的状況作りのためにあるの!?!?
や、まぁ人間の執着ってそんなもんだけど、、
時間さきすぎじゃない!?すごいな…。

人を殺すときのジュールスの聖書の一節の引用だったり、
ヴィンセントのトイレで落ち着かせる習慣だったり
人間のちっちゃな執着?信仰?習慣?がけっこう表現されてるかもね。
特にヴィンセントはトイレのタイミングが絶望的で、その間に物事が変な方向にいってるのに、それに一生気づけず最後までそこがオチだからコントみがある。
トイレ行くのが怖くなっちゃうねw

人生きっと大なり小なりそういうのみんなあるのかなー


でもあれだな、質屋の店主と警官だけはどう考えてもキモいなw
まぁ"パルプ"フィクションなのでw
と思うと一番秀逸なのはタイトルかもしれない。
ぐりこ

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