逃げるし恥だし役立たず

パルプ・フィクションの逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
5.0
映画オタク青年クエンティン・タランティーノの出世作にして映画新時代の金字塔。賛否両論はあるが歴史的大傑作。物語としての内容は無く、只々刹那的でスタイリッシュな作品。出演者の掛け合いが見所だが、間が少しずれていて面白い。"プロローグとエピローグ「パンプキンとハニーバニーのレストラン強盗」""The Gold Watch 「ブッチとマーセルスの八百長ボクシング」 ""The Bonnie Situation 「ビンセントとジュールスのギャングの日常」 ""Vincent Vega & Marcellus Wallace's Wife 「ミアとビンセントのデート」 "の4つのエピソードが交錯するのだが、ロバート・アルトマンの様に空間軸を切り離して物語が展開する事に加えて、時間軸をもぶった斬りランダムに繋げて展開していく手法に驚愕。何度も見る度に新たな演出を発見。初見は理解不能のため複数回の鑑賞を推奨。
出演者達の配役も良く、此の作品で各出演者達のステータスが一段上がっている。劇中の音楽も秀逸。