ひでG

パルプ・フィクションのひでGのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.2
私は、以前観た映画を時が経ってもう一度観直すことを「再見」と呼んでいます。 
初見時からかなり時間が過ぎている「再見」では、新しい発見や感情が出てくる場合も多いです。
「あの頃、あんなに好きだったのに、あれっ?」てなるケースもあり、大好きな映画は再見するのが怖いことも、、、

そーゆーこともありますが、その逆、嬉しい「再見」もそれ以上に多い。若い頃には気付かなかった奥深さをこの歳になって発見できるんです。
だから、映画を止められない!

長々書いたけど、最初に観た時は「何かグダグダで全然面白くない。何故これが良いの?
何故みんなタランティーノ!って言うの?」とさえ思っていました。

けど、けど、今回全く違う映画になっていた。すげ〜面白いんですけど!
どーしたタランティーノ!
どーした昔の俺!

最高のグダグダ。最高のどーでもいい会話😅
破天荒でバラバラな展開と思いきや、時間や空間が巧妙に結びついて、知らない同士が関わっていく構成の巧みさ、斬新さ!

ここからは、ちょっと短文・感嘆詞多めの劇画調のレビューです!

ファーストシーン。若く頭の悪そうなカップルがしょうもない会話の後に、ファミレス強盗をおっ始める。そこにあのテーマ曲!そりゃ上がるよね〰️
まだ若いティム・ロス!

その後は、ジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンのパーツ!
さらに、トラボルタとユア・サーマン。2人のダンス!トラボルタのくせ凄ダンスシーン!またまた上がる!
セクシー女優ユア・サーマンのいっちゃうシーンもくせ凄!

さあ、次はブルース・ウィリス!
彼はどんな映画でもブルース・ウィリス!でも、どんな映画にもマッチしちゃう不思議なムービースター!
やってくれますよね〜、頭使わないけど、後先考えずにやっちまいますよね、上がる!

さあ、こんな風にビッグネームがそのパーツをバッチリ決めて(やってることは、しょーもないんだけどね😅)まるで、歌舞伎の見得みたい!

さあ、1人出てきてないぞ、ハーヴィ・カイテル!いつ出るんだ?(2回目なのに殆ど覚えてない💦)
来た〜!(その前に監督自身もお目見え^_^)
カッコいい!頼りになる〰️またまた上がる!

そして、舞台はあの場所に!当然上がります!

何だろう、タランティーノ独特のこのテンポ。「ワンスアボン〜」の時もそうだけど、
あのテンポに入り込んでしまうと、何か心地良いんだよね。
それを初見時には感じられなかったんだね。

いくつかのタランティーノ映画を酷評したレビューを書いてしまったが、機会があったらまた観直してみよう。また、新たな世界が広がるかもしれないね。
ひでG

ひでG