DORATARO

パルプ・フィクションのDORATAROのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.9
2度目の観賞。wowowの吹き替えだった為記録的なf××kの応酬は聞けなかったけど吹き替えの力のせいか、あれユマ・サーマンこんなに可愛かったけ!とかティム・ロス意外とクールじゃん!みたいに字幕とは違う良さが見える!そしてこの作品は本当にタラタラしてるなと再認識した。タラタラしてるというのはつまり中身があるようで全く無駄無駄な会話の連続や突発的なバイオレンス描写、バラバラだったピースが一つになるあの感覚。

冒頭、強盗の件からアクセル全開「Misirlou」で始まるタイトルロールは本当にワクワクする。そもそもタイトルに「パルプフィクション」=くだらない話って命名しちゃう監督は最高にイカしてますよ。心の中では絶対観客に中指突き立ててますよ奴は。

それでもって仕掛けが満載ですよね。ブリーフケースの中身が最後まで謎のままであることや、トラボルタがトイレに入ることで左右される展開、タランティーノ作品の「キル・ビル」や「レザボア・ドッグス」との関連性など、調べると色んな発見があります。

緻密に練られた脚本と愛すべきキャラクターたち!見終わった後はファストフードお腹いっぱい食べたそんな気持ちになります。つまり最高なのです。
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