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パルプ・フィクションのhamuのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.0

多くの賞を受賞し、ハリウッド映画の流れを変えたと言われる名作。
「人間観察欲求を満たすエンターテイメント」
と誰かが言っていました。そのとおりです。

強烈なキャストたちの、くっだらないのに粋な会話、これが本作のファンの多さでしょう。

マフィアのボスの女がドラッグで死にそうになるシーンや、タランティーノの家で死体の処理をするときに、奥さんが帰ってくるまでにやらないといけないところとか、ブルース・ウィリスが金時計を取りに帰るシーン、殺し屋なのに殺す前に聖書を読み上げる、殺し屋奇跡に遭遇し足を洗う(笑)などなど、それらのなかで必ずアホらしいことをかっこ良くやってます。

最高にお洒落なBGM🎧の数々と、時間軸がバラバラの3つのパート、あの名シーンと言われるダンスシーン💃も、素敵でした~
(私は恥ずかしながら、いつかのアメトーク「アメリカかぶれ芸人」で本作の大ファンだという品川と渡辺直美のダンスで始めて知り、凄く印象的でした。)


2時間半、あっという間です。
ただ観終わった今、この映画はなんだったんだ…?!?!というほど映画らしい展開も、強いメッセージ性も特に見当たらない。

なのに余韻がやばい。
パルプ・フィクション=低俗な話、くだらない話。

豪華なキャストたちが人間の機敏や業をうまく演じているからなんでしょうか。

好みはあるでしょうが、
一度観てみる価値はあります!✨
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