実在したディスコスタジオ54。
そこを舞台に描かれる青春ドラマ。
オーナーから選ばれると入れるという、特殊な形態の54。
そこで指名されたシェーンはセレブたちが闊歩する54に憧れ、店員になる。
常にディスコサウンドが鳴り響き、セックスにドラッグに酒と終焉を迎える70年代は、活気にあふれている。
だがそれでもこの映画には納得しない。
人をこれでもかと引き付ける54の魅力とは一体何なのか。
それは前述のような欲を満たすためのものなのか。働ける生きがいを感じる場所なのか。
そういうことを言及していないから、ラスト同窓会のような集まりがまったく説得力がない。
あれだけ落とされ蔑まされたオーナーに何の恩義があるのか理解しがたい。
それと裸率が高すぎる(笑)