伝説的ヤクザ「花形敬」を描いた番外編的作品。
花形敬は日向謙という偽名になっている。
「外伝」というタイトル通り、本作の主人公は菅原文太演じる日向であり、安藤昇はあくまで語り手的な役回りだ。
(でも…
菅原文太が花形敬を演じた東映東京作品。中途半端さが否めない。劇中、花形が組の拡大に貢献したから特別扱いされている云々の台詞が出てくる割には花形の働きが大して描かれていない。ステゴロで安岡力也をボコボ…
>>続きを読むしょっぱな文太兄と梅宮辰夫が大学生役で出てくる時点でこの映画は傑作と言えよう。
「安藤興業を立ち上げた。この時私は28で…」って完全にこちらを笑かしにきてる。
一応主役は文太兄です。
(途中リストカ…
身もふたもないことを言うようだが安藤昇が要らない。本当に要らない。なんなんだあの愛人ときらきらした照明の中で談笑するシーン。
本作の菅原文太はヒロイズムとはだいぶ無縁なキャラクターで、中島貞夫の…
2015年3月27日、新文芸坐。
果てしなく堕ちてゆくやくざを描くなら、本来は『仁義の墓場』の渡哲也のようにひとりの主人公を徹底的に追うか、『実録・私設銀座警察』の渡瀬恒彦のように群像劇に対置され…