HidekiIshimoto

家庭のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

家庭(1970年製作の映画)
4.0
前作ドワネルからボンと幸福感アップしてる。幸せのおすそ分けでもうニコニコ。この時期のトリュフォーは映画もノリにのって相当幸せだったのかな。ところどころ出てくるゴダールアイテムも微笑ましい。半世紀も前の映画なのにびちびちの新鮮さでなんか時代の感覚が狂う感。レオはますますレオだし、ハスキー犬の眼を持つクロード・ジャド様は前作からかわいさ格段にアップ。その幸せな二人にというかレオに忍び寄る浮気の影。まったくレオはというか男はというか男の根ってやつはよう…ほんとごめんなさいね。台詞まわしに今のバームバックあたりへの影響も感じたりで「妻にもなりたかった」の台詞にほろり。けど最後はロメールみたいに都合のいいオチで俺きゃっきゃの幸せ映画だった。けど女から観たらハア?根っこ切り落としたろか?の映画かも。けど吉っつぁんみたいに全身全霊捧げても切り落とされるのが男。