もうマダムよ、なんて嬉しそうに言い回るクリスティーヌをみたら、ああ別れないでと思ってしまうけれど子供が産まれたところからどんどん終わりへと向っていく様子、ふたりの素敵な時間の象徴であったベッドが崩壊してしまったとき、コメディを挟みながらも悲しかった
妻であるはずの女に、妻になりたかったわと言わせる身勝手な男ではあるがやはり魅力的なアントワーヌ
「現実が不幸だからってその仕返しに小説を書くなんて、芸術とは違う」なんて本当のことを言われたら怒ったっていいのに怒らなかったアントワーヌ
おお愛しいアントワーヌ!