ポンコツ娘萌え萌え同盟

西住戦車長伝のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

西住戦車長伝(1940年製作の映画)
3.0
軍神とされた西住小次郎の日中戦争とその死までと兵士たちの内面の物語。ぼくは戦争映画というジャンルが正直苦手な人間だけど、本作の映像から見せられる目と鼻の先の死や爆発の威力、煙、音など戦場が目に焼き付く。
戦場とそれ以外で緩急は少々ある作品だが、戦場としての迫力とリアリティに関しては1940年当時が日中戦争継続中なのもあり説得力がある。序盤なんかそれこそずっと爆発とかが遠方でも聞こえてくるほど。
途中のある戦闘場面の発光なんか激しすぎて目が潰されるかと思ったよw

戦場以外の場面に記憶に残るといえば手紙の場面だろうか。
手紙についてはみんな楽しみに駆け出すけど、その後の手紙読み上げ場面である人物の名誉の死について如何にも当時の思想を反映した内容の手紙なんだけど、それ聞いてるみんな(兵士たち)はその死や内容を讃えるどころかシンとしてるのところの対比。それ以前に戦場にいる人間としてる部分がよく現れた場面だと思った。