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K-20 (TWENTY) 怪人二十面相・伝のSYUのレビュー・感想・評価

3.0
2021/08/19
監督 佐藤嗣麻子
金城武
松たか子
仲村トオル

【怪人二十面相は、誰だ?】

昭和24年、謎の怪盗「怪人二十面相」が世間を騒がすなか、ひょんな事から二十面相の疑いをかけられた軽業師である主人公の青年が、やがて事件の裏に隠された、国を揺るがす陰謀に巻き込まれていく様を描くアクション。

子供の頃、夢中になった推理小説といえば、ポプラ社刊の江戸川乱歩「少年探偵団シリーズ」だったという大人も結構多いと思います、何を隠そう自分もその1人、名探偵明智小五郎と小林少年、そして怪人二十面相との知力を尽くした戦いに興奮して読んだものです。

本作はそんなシリーズを、パラレルワールド風に描いた作品、派手な演出やアクションはミステリーというよりは冒険映画に近く、あの原作のワクワク感を思い出させるシーンもあった。

残念ながら二十面相の正体は早々に予想がついてしまったのだが、変装シーンや二転三転する展開が楽しいエンタテイメントの一本でした。

子供の頃、少ないお小遣いをコツコツ貯めて買っていた、あの本達はいつの間にか無くなっていた、思いだすと無性に読みたくなるこの頃です。

鑑賞日2012年8月18日 DVDにて
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