ゴン吉

必殺仕掛人のゴン吉のレビュー・感想・評価

必殺仕掛人(1973年製作の映画)
4.0
庶民の怨みを晴らすために金で悪人の暗殺を請け負う仕掛人の活躍を描いたサスペンス時代劇。
テレビシリーズの劇場版第一弾。 
原作は池波正太郎の小説。
田宮二郎が主演、高橋幸治、山村聰、川地民夫、室田日出男、浜田寅彦、野際陽子らが共演。 

鍼医者の藤枝梅安(田宮二郎)は、大店を乗っ取るために主の後添いになった盗人の娘を始末し、相棒の徳次郎(浜田寅彦)と温泉旅に出かける。そこで徳次郎は昔の盗人仲間の孫八(川地民夫)に殺されてしまう。そんな折、仕掛人の浪人・西村左内(高橋幸治)は八丁堀同心峯山又十郎(室田日出男)から同心に推挙する誘いを受けるが、支度金として三十両が必要だという。峯山又十郎は上野界隈を縄張りとする香具師の妾(野際陽子)や孫八と組んで、香具師の主を薬殺し、なわばりを手に入れようとしていた.....  

TV時代劇で有名な必殺シリーズの劇場版。
梅安の二人目の暗殺ターゲットはまさかの梅安ゆかりの女。
見せ場とは言え、梅安が女をなかなか殺すことができずにイライラさせられる。
暗殺に手間取った梅安は、女の仲間に捕らえられてしまい哀れである。こんなに要領が悪くてよく仕掛人が務まると呆れてしまう。もう少し工夫してほしかった。
とは言え、最後はしっかり相手を仕留めるが、切なく感慨深い余韻が残る。  

2024.1 BS松竹東急で鑑賞(よる8銀座シネマ)
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