ももさく

ピンポンのももさくのレビュー・感想・評価

ピンポン(2002年製作の映画)
2.7
橋の上から飛び込もうとしているペコに警察が声をかける。するとI can fly!と言い飛び込む。

星野裕(窪塚洋介、小泉拓也)通称ペコ。おかっぱ頭。負けるとすぐ泣く。片瀬高校。

月本誠(ARATA、小沼蔵人)通称スマイル。無表情。ルービックキューブをよくしている。片瀬高校。

風間竜一(中村獅童)通称ドラゴン。試合前にトイレにこもる。海王学園高校。

佐久間学(大倉孝二、北山小次郎)通称アクマ。ペコとスマイルの幼馴染。海王学園高校。

コン・ウェンガ(サム・リー)通称チャイナ。タトゥーが入っている。中国からの雇われ選手。

小泉丈(竹中直人)卓球部顧問。スマイルの才能を見抜いている。バタフライジョーと呼ばれていた。オババと知り合い。

太田(荒川良々)卓球部キャプテン。

真田昌幸(末満健一)ドラゴンやアクマと同じ海王学園高校。

オババ(夏木マリ)卓球場を経営。ペコ・スマイル・アクマを彼らが小学生の頃から指導してきた。

ムー子(三輪明日美)アクマの彼女。

他出演者→ 近藤公園、平野貴大、翁華栄、 松尾スズキ、山下真司、石野真子、大浦龍宇一、田中千絵、津田寛治、馬渕英里何、 佐藤二朗、水谷妃里、染谷将太他。

脚本→宮藤官九郎。

主題歌→SUPERCAR「YUMEGIWA LAST BOY」。

       「死ぬまでの暇つぶし」

何度も見てる作品だけど久々に見直し。今見るとまたいいなぁ。

当時は窪塚洋介が人気でしたがこの作品で私はARATA(今は井浦新)にハマりましたね。見た目のカッコ良さ、クールな雰囲気。今よりずっと若いので爽やかでスラッとしています。ちょっと稲垣吾郎に似てるなーって当時は思ってました。

      「血って鉄の味がすんだぜ」

努力より才能なのか…人の何倍も何倍も練習しても勝てない人もいれば、何にもしなくても勝てる人もいるんだろうね。だから才能ある人が努力したら最強なんだろうけど、やっぱり根本好きって気持ちが重要なのかな…。

きっと人は、それぞれ何かしら良さがある。でもその良さを生かせる環境じゃなかったり自分から前に進めなくて人とうまくいかなかったり、うまく仕事につけなかったりするのかなって。物凄く才能あったとしても興味ないしー、やりたくないしーって人もいるもんね。

センスがあるペコ、才能があるスマイル、凡人のアクマ…同じ環境で同じように努力しても進み方は、それぞれ違う。でも、それが当然なのかもね。

喫煙シーン、遊園地デート、スキンヘッド、愛してるぜ、ヒーロー、膝、真っ白も印象的。

  「男は、お腹痛くなくてもトイレに行くんだ」

チラッとしか出ないがゲーセンにいた男が津田寛治だったり最後の方でスマイルに教えて貰ってる子供が染谷将太の幼少期だったり…。違う楽しみ方の出来る作品でもある。

あの独特な喋り方は、やっぱり窪塚洋介だからいいんだろうなぁとつくづく思いましたね。今でもイケメンだし、いい歳の取り方してるよなー。

夏木マリもベリーショートが似合いすぎ。私昔何かの番組で、この方がお風呂上がりのスキンケアが体を拭かずして濡れたままボディクリームを塗っているってのを話してて、それ以来それを実践してるんですけど乾燥しなくなったんですよね。感謝感謝です。

初めてこの作品を見た時は中村獅童を知らなくて歌舞伎の人ってのも全く知らなくて、失礼ながら何この眉毛ないハゲた人!目も細くて怖い!って思ってました。その後「いま、会いにゆきます」や「阿修羅のごとく」見て、この2つの作品の役がめちゃ良くて好きになりましたねー。