ぜん

ピンポンのぜんのレビュー・感想・評価

ピンポン(2002年製作の映画)
3.8
【強さ=才能×努力×情熱】

ヒーロー見参!
ヒーロー見参!
ヒーロー見参!

そうすりゃオイラがやってくる!

原作は『鉄コン筋クリート』でも
知られる松本大洋

監督:曽根文彦
脚本:宮藤官九郎

アニメの実写化は失敗が多い中、
本作は原作、アニメ、実写
全てが面白い作品です。

原作の絵は個性的で最初は入りずらい方も
いるかもしれませんが、話は面白いので
原作を見てない方は先入観を持たずに
とりあえず読んでみることをお勧めします。

*あらすじ*

幼馴染で同じ卓球道場に通っていた2人。

卓球の才能はピカイチで明るい性格の星野(ペコ)
無口で笑わないロボットみたいな月本(スマイル)

2人は同じ片瀬高校へ進学する。

挫折や努力、他校の生徒と切磋琢磨しながら
二人はインターハイ予選に挑む。

*総評*

個性的なキャラクターが多い中で
配役が見事にハマってました。
オババを演じた夏木マリは原作
とピッタリでした。

他の王道スポーツ漫画では
ない視点で描かれているのも
魅力です。

スマイルは才能があり、
努力も人一倍できる人物で
あるが何としても勝ちたい
という情熱が足りない。

同じ卓球道場に通っていたアクマは、
誰よりも努力して、勝ちたいという
情熱もあるのに才能がない。

ペコは才能に溢れていて、
一度挫折して腐っていた時期もあったが、
誰よりも卓球が好きで努力も情熱もある。

「努力」「才能」「情熱」
この3つを兼ね備えて強さに
辿り着くのだろう。

個人的にはアクマが一番好きな
キャラクターです。

「努力」「才能」「情熱」
の3つを発揮できるものに
出会いたいものです。

見終わった後爽やかな気分になる話
でした。
ぜん

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