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英雄の証明のsatchanのネタバレレビュー・内容・結末

英雄の証明(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ローマにヴォルサイ人が侵攻って、そんな歴史はあったっけ?と調べたら、シェイクスピアの悲劇「コリオレイナス」を現代に置き換えて、映画化した作品とのこと。レイフ・ファインズ初監督作品と知り、急に真剣モードで見ました。作中のセリフが舞台っぽかったりして、新鮮です。また、そのセリフを言う時のレイフ・ファインズが迫真の演技でスゴイ!素晴らしいです。宿敵オーフィディアス役のジェラルド・バトラーも、良かった。マーシアスに対する恨み、ライバル心、戦友の気持ちが伝わってきます。そして、マーシアスのお母さん役のヴァネッサ・レッドグレーヴも良かったな〜。彼女、素晴らしいです。ストーリーには時折、退屈してしまいましたが、役者さんたちの演技が普通の映画作品と違っていて、興味深い作品でした。いにしえのローマ時代を蘇らせることで、現代の戦争と何ら変わりないでしょ、人間は進化してないでしょ、と言われてるような気もします。
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