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英雄の証明のvivoのレビュー・感想・評価

英雄の証明(2011年製作の映画)
3.0
ローマ時代を舞台としたシェイクスピア戯曲を現代劇にアレンジした映画。戯曲的な台詞回しと現代的な景色のマッチングが面白かったし、時代に関わらず民主主義というものが抱えるネガティブな側面をいろいろ再認識できた。たとえ小さな規模でも人の集団には民主主義が発生し、それは時に衆愚を招く。衆愚に陥らないためには、集団を構成する一人ひとりにリーダーの自覚が必要。でも、そんなことは現実的ではないから、無責任な民意を抑制するための仕掛けが必要なのだろう。レイフ・ファインズがやたら気合いの入った演技をしているなと思ったら初監督作とのことで納得。そしてジェラルド・バトラーの軍服姿がやたらかっこよかった。
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