lag

日本暴力団 組長のlagのレビュー・感想・評価

日本暴力団 組長(1969年製作の映画)
4.2
襲撃という名の皆殺し。穴だらけにして屠る。足で通路を塞がれても殴り飛ばされても額を切られても耐えて連れ帰る。騒がず椅子に座って待ち構える。しかし黒焦げになった家で見てはいけなかった穏やかな夢は終わる。

可愛い曽根晴美と室田日出男。発端の内田朝雄。あまり目立たない山本麟一と河津清三郎。背中を斬られる菅原文太。語りは弱いし女の出る幕はない。制覇する野望を挫かれるも直前で武装解除する内田良平。注射中毒で激情に駆られ惚れて泣く若山富三郎。復讐に燃えるものの敗走を重ねて力無く彷徨う左腕を失った九州男児の安藤昇。
lag

lag