せびたん

女真珠王の復讐のせびたんのレビュー・感想・評価

女真珠王の復讐(1956年製作の映画)
3.2
『邦画史上初の女優のフルヌードシーンあり(後ろ姿)』というウィキペディアの説明が何となく笑いのツボに刺さり、もう借りるしかないよなって思いました。そして借りて観たわけです。

テンポがいいので最後まで退屈しないで観れました。無駄な説明がないっていうのはすばらしいですね。その分、想像力を働かせて登場人物の気持ちを忖度(笑)しないとなりませんが。

女真珠王の復讐そのものよりも南海の孤島での出来事のほうがおもしろかったです。
南海の無人島に流れ着いたヒロインを、先に漂着していた5人の男が奪い合い殺し合うのです。ヒロインはその殺し合いで生き残った男達を引き連れ、その島で採れた真珠によって莫大なお金を得て、復讐のために(そして無実の罪を着せられて死刑になりそうな恋人を救うために)帰ってくるのです!

フルヌードについては想像通りでした。
めっちゃ遠景でなんとなく『ああ、すっぽんぽんなんだな』と分かるレベルの後ろ姿。それよりも頻繁にあらわになるヒロインの太もものむちむち感がよかったです。

他の方も書いておられますが、戦後11年目の東京の夜はホントに真っ暗なんだなと思いました。舗装してない道とかもあるみたいだし。
ひょっとしてバブルの頃の映画を観ると東京の夜は人が多かったんだなって思うのかな。
せびたん

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