実在の人物、事件をベースにしてるそうですが…犯人役の右手に映るハ・ジョンウ氏が不細工でもないイケメンに近い(^_^*)容姿というのがとてもとても重要な感じがしました。
観客がいかにもに感じない。いかにでもない彼が淡々と行動を起こしたり自供をする感じが本当に微妙な薄気味悪さを醸し出してます
警察内という安全な場所にいる
はずなのにドキドキ怖い。
当然実話ベースではあるけれど創作部分も場面場面に観客がグッと掴まれてしまう工夫と才能がちりばめてあります。
犯人を追い詰めていくデリヘルの
元刑事の経営者。キム・ユンソクさん。個人的にはこの映画の彼の芝居が今までみた作品の中では
一番好きです。女性を食いものにするクズ。暴力的で威圧的(^_^*)
そんなクズが持つ正義。
なかなか真っ向勝負でカッコイイ。まあ基本暴力的だけどね。
実際の犯人はもっとエグくて…
生で食べちゃったりする異常さですが…実際に本当の犯人がやっていた手口もかなり参考にしているようです。
ジョンウ氏のあの飄々とした感じがより怖さを煽ります。
物語であっても監督が犯人に同情できない様に努力している感もありそこが凄い。
個人的に1番ゾクッとしたのは
甥っ子が出て来た場面でした。
人間の中には一定の数でこんな風に私たちからみたら悪魔の様な行為を歯磨きするみたいに行う人間が存在する。
神様みたいな無償な行為をする人と同じ様に…
そんな事思いながら、ギリギリの無念さが残りつつ観ました。
ドキドキする怖さもありますが
ヤッパリ猟奇的な事件の物語なので好みは分かれると思います。
演出も脚本も出演者の演技も実に素晴らしいです。
2019.11 5年ぶり鑑賞
この5年でグロ耐性強化されているのが良く判る。記憶が改ざんされていることも驚く(苦笑)
初めて観た時は主役の2人に注視していたが本当に警察の間抜けな感じが見事にでていたなあと細かい描写含めてやはりお見事。
