しんご

チェイサーのしんごのレビュー・感想・評価

チェイサー(2008年製作の映画)
3.8
『チェイサー』2008年 韓国
評価3.8/5.0 Netflix R-15

デリヘル嬢が次々と失踪し、不審に思った元刑事のおじさんが犯人探しをするお話。
その殺害方法は鈍器。色々と辛い場面が多め。

以下 感想やら解説
見終わって知りました。これ、実話ベースの映画なんですね。20人(老夫婦、風俗嬢)を10ヶ月で殺した男の話でした。
生い立ちが中々で、
親父がDVマン、母親は家出からの親父、継母からの虐待。
理想の人物像はヒトラー
頭脳明晰、美術の才あり、色覚障害で夢を閉ざされる。
大体 シリアルキラーって悲痛な家庭環境が原因でなるものだから悲しいよなぁ。

登場人物は毎度の事ながら多くはない。ただTwitterの感想などを観ると怖くて所々止めながら観たという声が多かった。
正直、冒頭が表現としては1番怖かったし、終盤はただただ悲しい。この世の裏事情を見せられているような気持ちになった。特に最後の留守電のメッセージは同職の人の本音に近いものだろう。
少なからず好きでやってる人もいる。その反対もある事を忘れてはいけない。
苦手克服の為に、挫折経験を活かす為に。様々な理由がある中で片一方の気持ちだけを押し付けてしまうのは共通の悪い点なのかもしれない。

チェイサーは確か追跡者だったかな。そこら辺の意味のはず。何も調べてないから間違ってたらコメントで教えて
犯人を追う元刑事がチェイサーだとするけど、本当にそいつだけがチェイサーなのか、それともそもそもこの説明が本当なのか。
観て確認してほしい。

ゴア表現は過去3作(パラサイト、オールドボーイ、悪魔を見た)に比べ劣るが、新感染と同等かそれ未満。だが、リアリティは負けてない。流石韓国ううううう
最近は頭がおかしいので今作のゴア表現はどこか足りなかったらしい。かと言って行き過ぎた表現も好ましくない。全てにおいて丁度良さは大事。

とりあえずまぁまぁだった。 (わら)
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