ポンコツ娘萌え萌え同盟

ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレのポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

3.3
当たり前だが私はジャクリーヌ・デュ・プレは演奏の中でしかほぼ知らない。
とはいえ多発性硬化症で短命だったのは知っているが、彼女の歩んだ道を詳しく知るわけではない。

本作は全身でチェロを弾く天才チェリストたるジャクリーヌ・デュ・プレの生涯を描いた作品だが、
ただ天才を描く物語にありがちのような気もするが才能と一人の人間、情熱と葛藤のを姉のヒラリーの視点とジャクリーヌの視点で心情を交えつつ姉妹物語を描いてる。

とはいえこの映画が彼女の本質かと言われるかというと、正直なんとも言えない部分はあると思う。歪曲もあるみたいだし。
ただエミリー・ワトソンのデュ・プレの演技などは見どころだし、まぁまぁ演出自体は悪くない。
しかしやはり彼女の魂を感じるなら彼女のチェロ演奏にあるだろう