ヒュー

パリの恋人のヒューのレビュー・感想・評価

パリの恋人(1957年製作の映画)
3.2
オードリー・ヘプバーンがパリで歌い踊り様々な衣装を着こなす姿は目の保養。

『マイフェアレディ』では歌唱シーンが全て吹き替えられたと言われているオードリーさんだけど普通に上手かったじゃないか。モノクロからカラーへの過渡期であり映像は色鮮やか、そしてオードリーが映える映える。最初は本屋の地味な女の子役ということなのでしょうが普通に地味さ0の美人さんじゃないか。
相変わらずこの世の人間とは思えないほどの可愛さでしたがそれ以外見所が特になかったミュージカルでした。100分くらいなのに体感時間はめっちゃ長かった…。割と昔のミュージカル映画だから雑な部分があるのは仕方ないかもしれないがいきなりキスして恋に落ちるあの展開は流石に理解できん。『ロシュフォールの恋人たち』みたいな楽しさも無かった。

オードリーの美貌以外での見所はやはりダンスシーン。『雨に唄えば』のスタンリー・ドーネン監督ということもありそこは安心です。特に序盤のパリで3人が順に映し出されて歌うところは結構好き。ただ歌はあまりノれないものが多かったのとあと長い(2回目)。

それにしても何故オードリーのお相手はいつもおじさんばかりなのだろうか。それが最後まで気になりました。
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