これほどの人数とフルスクラッチなセットを作れる時代があったのかと驚くとともに黒澤明だから作れたのか。
時代と監督に恵まれた作品です。
なんか聞いたことあるストーリーだと思ったらマクベスのオマージ…
NHK BSの『プレミアムシネマ』で鑑賞。
William Shakespeareの『Macbeth』を日本の戦国時代に置き換えたという作品。原作も読みたくなった。
不気味な老女(浪花千栄子)の…
「マクベス」が元ネタなわけだが、黒澤オリジナルの解釈として、マクベスの妻(山田五十鈴)が妊娠するという設定にしているところが、まず、面白い。
しかも、死産することにより、マクベスの妻が狂う描写に…
シェイクスピアの四大悲劇『マクベス』を大胆に翻案し、そこに複式夢幻能という日本の古典劇のエッセンスを注入したという。主人公がある決断をするある場面、その中盤の見せ場。台詞無しで進んでいくそのシークエ…
>>続きを読む有名なラストシーンだけ知ってたけどやはり途轍もなかった。元々戯曲である『マクベス』を日本の古典文化である能というエッセンスを取り入れつつ、強烈なスペクタクルを持つ時代劇を成立させる黒澤明の手腕は今作…
>>続きを読むただただ圧倒された。
有名なラストの弓矢のシーン観てみたい!
くらいの軽い気持ちだったのが恥ずかしい
ラストの名シーンだけじゃなかった。
静と動の落差が凄い。
幽玄さと激しいアクション。
この時…
このレビューはネタバレを含みます
器の小さな男が、予言/預言に惑わされ、いっときの天下を手にするが、空っぽの天守閣、ひとりになり、梯子を外され、転落していく。
霧の中から姿を現し、また霧の中へ消えていく蜘蛛巣城。
全てが幻、自然現象…