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蜘蛛巣城のokiaのレビュー・感想・評価

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)
3.5
巨匠・黒澤明監督が1957年に発表。W・シェイクスピアの戯曲「マクベス」を翻案して、欲望から主を殺し、ある城の城主になっていく戦国武将の悲劇を描いた叙事詩。
有名な「マクベス」を日本の戦国時代に舞台を移し、黒澤映画史上でも稀なスケールで映画化。美的で力強い映像が見もので、1948年のオーソン・ウェルズ監督作品「マクベス」と並ぶ傑作として世界的に高い評価を受けている。主演は三船敏郎。そして2012年7月9日に他界した山田五十鈴が演じる主人公の妻という絶好の配役を得た上、原典のマクベスにあたる主人公が悲劇の最期をとげるまでを、能の様式美を応用した演出でみごとに描いた。ある登場人物に無数の矢が降り注ぐクライマックスは映画史に残る名場面。

製作年/製作国/内容時間 1957年/日本/110分
ジャンル 歴史劇/時代劇/西部劇
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