カプチンバード

蜘蛛巣城のカプチンバードのネタバレレビュー・内容・結末

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

森に住む物の怪にそそのかされた鷲津武時は上司 都築国春や親友の三木義明を殺し、手を血で染めて成り上がり、蜘蛛巣城の城主になった。

元城主の遺族 国安、親友の倅 義照などがリベンジに燃え蜘蛛巣城に攻め入る前日、作戦も出さず士気の低い部下たちに苛立ち、森の物の怪にアドバイスを求める。

「この森が城に襲いかかるほどのことがない限り、お前は戦に負けない」と言われ調子に乗った武時は、「この森を血で真っ赤にしてやる」とか「矢の雨を降らせてやる」と言い放つ。

その夜城には大勢の鳥が押し寄せる。吉兆と捉えた武時だが、翌日味方からの矢の雨を浴び絶命する。首に矢が貫通するシーンは思わず息を飲む。これだけを見るのでも価値がある。

木々は敵軍が切り倒し、それを隠れ蓑にして蜘蛛巣城に攻め入るところだった。

親友を殺さなきゃこんなことにならなかったのにな〜

安定の三船敏郎、志村喬、千秋実である。
そして奥さんが怖すぎる。

子供を死産してしまうことも因果応報だが、それでもちょっとかわいそうかな。
「落ちない、手の汚れが落ちない!」のシーンはマジで夢に出そう。
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