《文化人類学の授業で鑑賞》
もしかしたら、アフリカ人監督の映画は初めてかもしれない。
女性器を切り落とす慣習、"割礼"をテーマにした映画。割礼は、それが原因で病気になり死んでしまう恐ろしい慣習で…
伝統や文化や多様性というのはあくまで現代の基準に照らして人道に反さない或いは実害が発生しない範囲で守られるべきものであって、この女子割礼を始めとして明らかにおかしいものはどんどん撤廃すべきなんだけど…
>>続きを読む女子割礼廃止に動く最強のシスターフッド映画。主人公のコレ、超カッコいい。
モスク、蟻塚、積み重なるラジオ。外部への唯一のアクセスであるラジオが男たちによって燃やされ黒煙が上がる中、女たちはブチ切れ…
すぐ本題に入り、主観と客観を簡潔に提示するストレートさ。しかしそれは未熟を意味しない。むしろ極めて的確に要点をおさえている。
「そこに言論がうまれる瞬間」が熱を持って再現され、団結する流れも力強いの…
【過去観賞】
(観賞当時)今なおアフリカの多くの国で当たり前に行われている女子割礼がテーマ。常識的に考えてありえない伝統儀式なのに、彼らの常識では割礼を受けないことがありえない。そもそも常識って何だ…