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シュロックのHKのレビュー・感想・評価

シュロック(1971年製作の映画)
3.5
『地底の原始人 キングゴリラ』を観てあまりの酷さに言葉を失ったジョン・ランディスが、その怒りを笑いに変えて作ったパロディ映画。B級専門の映画製作者ジャック・H・ハリスをだまくらかしてゴーサインを出させたはいいが、予算がショボく、メイキャップ・スタジオに相談したら紹介されたのは19歳の若造だったがそいつはリック・ベイカーだったのだ。猿人のスーツは猛暑の所為で毛が抜けて大変だったというが、中に入っていたランディスは監督もしなければならないのでもっと大変だった。あまりの激務に、撮影終盤にはしばしば錯乱状態になったという。完成した映画は、ブラックコメディのまさに怪作に仕上がったが撮影中に友情を深めたランディスとベイカーは、いつか凄い狼人間の映画を作ろうと誓い合ったのだった。そしてそれは現実のことになる。
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