まごー

生きるべきか死ぬべきかのまごーのレビュー・感想・評価

生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)
4.5
字幕の評判が良いほうのDVDを買って再チャレンジ。圧倒的に面白さの解像度が上がった。

ただ一部、ストーリー展開にスムーズに納得できないところもあったりするのと、
改めて見て思うのは、この映画政治的なバランス感覚はないなと。
ナチス全員殺しちゃえみたいな歌を陽気に歌ったりするのは、やっぱり現代の価値観からすると、恐ろしいと思った。

以下、初見のときの感想。

エルンスト・ルビッチ最高傑作と名高い作品。ナチスに攻められたポーランドの危機を役者たちが救うというヒトラー系コメディ。

何回SHIBUYAのTSUTAYA行っても毎度毎度貸し出し中で全然見れなかった作品。
あまりに貸し出し中率が高すぎたので、DVDを購入して視聴。

セリフの反復、変装の妙、ルビッチタッチが光ってる。
すごく面白かったけど、やっぱり俺はラブコメ・ルビッチのほうが好きだな~。陽気な中尉さん。。。

洒落たラブストーリーにときめきたいなーという願望はこの映画では満たされません。ゲスでブラックで知的です。頭使う。

第二次世界大戦を舞台にした、かなりブラック要素強めのラブコメ。
博士の異常な愛情系。戦中に作られてるあたり、ルビッチのポーランドへの思いというか執念がこめられてて、そういった作品特有の重量を感じる
でもルビッチ・タッチ。ソフィティスケイテッド。面白いのは間違いない。いや、めっちゃ笑った。キュンキュンはしない。

ストーリー展開の速さが凄くてついていくのが大変だった。

なんだかなー、字幕が不親切なんだよなー。英語がすらするとわかるのならばこのもやっとした思いもせずにすむのに。
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