友人の勧めで鑑賞
初ATG作品
一応補足として
ATG:
アート・シアター・ギルドの略、「1960年代に発足し、既存の日本映画とは一線を画し、前衛的な芸術作品や野心的な青春映画を中心に傑作の数々世…
初代高橋竹山の津軽三味線&斉藤真一の絵
■STORY
津軽の寂れた漁村。そこは、東京のバーで働いていたイサ子の郷里だった。イサ子はヤクザらしい男を連れている。男は徹男といい、よその組の幹部を刺した…
傑作。周縁(最果て)の土地と人々を超望遠のキャメラがドラマチックに撮る。褐色の風景の中に際立つ江波杏子の真紅のコート。織田あきらから滲み出る人の好さ。斎藤真一の絵が素晴らしい
cf.『恋人たちは濡…
漁村のどこにも行けないような閉塞感に鑑賞しながら、陰鬱で何か切ない気持ちになる。背景を荒々しい波が覆い、主人公テツオの心情に重ねるように行き場のなさ、現実の辛さを感じさせる。
重ねてイサコとのすれ違…
津軽の荒波が怖く、迫力があった。地方ならではの人間模様がよく伝わってきた。見てはいけないものを観て、グサリと心が打たれた。斎藤耕一さんの他の作品も見たいと思った。
主演の江波杏子さんは、女賭博師シ…
20200117#13
「ザ・昭和」という映画。やるせなさが観終わった後も余韻として長く残り、そのもの悲しさを味わうために何年かに一度観返したくなります。
出稼ぎ、若者のいない地方の貧困、都会から…