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津軽じょんがら節のDAGのレビュー・感想・評価

津軽じょんがら節(1973年製作の映画)
4.1
こ、これは…とんでもATGやんか…
「はなれ瞽女おりん」級に俺の心に突き刺さったわ。
青森の漁村の閉鎖感、寒さが伝わってくる。
海が荒い。荒いんだよ。
じょんがら節の三味線が荒く繊細に響いてくる。

この映画のキモはユキ。
この女優の方はホントに目が見えねぇのではないかと思うほどの演技。

映画はとてもわかりやすい設定。
故に感情移入しやすい。
あたかも、お寒い漁村に自分がいるかのような錯覚。
山崎ハコの世界やんか…
暗いよ、画面も暗いが、話も暗い。
若造が漁村に馴染んでいく過程が唯一の救い。
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