水のまち

津軽じょんがら節の水のまちのレビュー・感想・評価

津軽じょんがら節(1973年製作の映画)
4.3
瞽 花柄 サイケデリック

日本海の荒波と高橋竹山の魂…。愛と希望の物語がはじまる。
訳ありで東京から故郷である十三湖周辺の漁村に帰って来たイサ子と情夫の徹男。
ひゅうひゅうと潮風が吹き、波が荒む中、他所者の徹男が、心剥き出し懸命に生きる村人達と、そして盲目の少女ユキと出会い交わっていく…。

きしんだ胸に、津軽の音がよく沁みた。イサ子の真赤なコートは、昭和の風景でありながらも本作が色褪せない事を証明するかの様にATG。唯一無二のロケーション、男衆の下衆な感じも良い。
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