ハッピーカート

津軽じょんがら節のハッピーカートのレビュー・感想・評価

津軽じょんがら節(1973年製作の映画)
2.5
080404
暗い!
東北の寒村と盲人とヒモ男と女と、望遠レンズ。
やりたい事は分かるが、とにかく暗い。
巨匠になった斎藤耕一が陥った、自己満足の罠。
やはり映画は、最低限のエンタテイメントがないとダメ。
約束や旅の重さは、それがあった。
作家は、絶対にセレブになってはいけない。
ひたすら自分の世界を、謙虚に追及すべき!

オープニングは良かった。
少女の顔、三味線演者は、良かった。男と女の出だしも良かった。15分くらいは、良かった。
それからは、イメージ映像になり
暗くありきたりなドラマが始まった。
西村晃はやっぱり下手だ。
監督の好きな、ガキっぽいチンピラ役は、シヨーケンが上手い。