このレビューはネタバレを含みます
海ってのは死の世界みたいなものをいちばん近くに感じられる場所だと思っているが、この映画で描かれる津軽の海はまさしくそういった匂いに満ちている。荒涼とした空と海、幽玄と呼ぶには余りにも虚無的な情景。絶…
>>続きを読む田舎絶望映画と思ったら主人公がシジミ獲りにハマったりと地方創生映画な側面もある。失業保険が切れるまで怠け、切れ次第若い衆が都会へ出稼ぎへ行くどん詰まりの弘前。江波杏子に「東京生まれのあんたには分から…
>>続きを読む泣きの演技に興奮すら覚えた めくらの女に魅せられたヤクザに追われる男とその情婦
起承転結が何だか数回あったように思えて長く感じたけど100分くらいなんだな、全然悪い気はしない
あの海いきてえな、波が…
このレビューはネタバレを含みます
津軽の寂れた漁村の3人の男女。
東京から帰ってきた地元出身の女。
その恋人で逃亡中のヤクザ者の男。
無垢な盲目の少女。
女は懐かしかった故郷に徐々に嫌悪を感じ始め、男は反対に退屈だと思っていた村に…
友人の勧めで鑑賞
初ATG作品
一応補足として
ATG:
アート・シアター・ギルドの略、「1960年代に発足し、既存の日本映画とは一線を画し、前衛的な芸術作品や野心的な青春映画を中心に傑作の数々世…
多くは語らないが、それぞれの人間性が垣間見えていい。説明が少なく、単純な展開ゆえにつまらないと評価する人もいるかもしれないが、そこがこの作品の良さなんだよな。ゆるやかに流れていく時間と、どうしようも…
>>続きを読む短文感想 64点
津軽の漁村を舞台に、ヤクザの追っ手から逃れてきた男と盲目の女の恋愛を描いた作品。海辺で三味線をひく最初と最後のシーンが印象的です。雰囲気は良かったですが、中身に関してはそれ程響かな…
このどうしようもない暗さ。一方で幻かと思うくらいキラキラ輝く水面…。三味線の音が懐かしくも不穏でもあり、ドキドキしてしまう。出店で現地のおばあさんたちに混ざって食材を買うという行為だけでその場の空気…
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