短文感想 64点
津軽の漁村を舞台に、ヤクザの追っ手から逃れてきた男と盲目の女の恋愛を描いた作品。海辺で三味線をひく最初と最後のシーンが印象的です。雰囲気は良かったですが、中身に関してはそれ程響かな…
このどうしようもない暗さ。一方で幻かと思うくらいキラキラ輝く水面…。三味線の音が懐かしくも不穏でもあり、ドキドキしてしまう。出店で現地のおばあさんたちに混ざって食材を買うという行為だけでその場の空気…
>>続きを読むATG(日本アート・シアター・ギルド)配給作品ということと、このドぎついジャケからは想像出来ないほど普通に見易い良い映画だった(逆に言えば少し物足りない)。
冒頭、三味線が鳴り響きエンディングの一…
江波杏子目当て…
東京で働いてたイサ子はヤクザの男を匿う為、青森の津軽へ里帰り
ほとぼりが冷めるまで田舎で静かに暮らそうと約束するも男は不満顔
こんな何もない田舎から出て金沢に行こうと話すも渋るイサ…
初代高橋竹山の津軽三味線&斉藤真一の絵
■STORY
津軽の寂れた漁村。そこは、東京のバーで働いていたイサ子の郷里だった。イサ子はヤクザらしい男を連れている。男は徹男といい、よその組の幹部を刺した…
傑作。周縁(最果て)の土地と人々を超望遠のキャメラがドラマチックに撮る。褐色の風景の中に際立つ江波杏子の真紅のコート。織田あきらから滲み出る人の好さ。斎藤真一の絵が素晴らしい
cf.『恋人たちは濡…