あれ、ハンコなくていいんだっけ?
母国でクーデターが起こりパスポートが失効したため、JFK国際空港から出られなくなった男(トム・ハンクス)と、空港で働く人々との交流を描くヒューマンコメディ。
トム・ハンクス×スピルバーグの黄金タッグによるヒット作。空港に何ヶ月も閉じ込められるなんてことあるの?って思ってたら、シャルル・ド・ゴール空港で18年も暮らした人の日記が元ネタなのね。といっても、個々のエピソードはやっぱり現実味は薄くて、まあある種の寓話という感じ。
主人公ビクターの人柄はクソ正直者で、その人柄で空港の人たちと信頼を築き上げていく過程は、終盤に行くほど引き込まれてはいくものの、やっぱりどこか引いた目線で見てしまうなあ。