ひ

ターミナルのひのレビュー・感想・評価

ターミナル(2004年製作の映画)
3.7
内容も知ってたし最後の方も観たことがあったけど、やっと最初から最後まで鑑賞できた。

面白い着眼点の話だった。
クラコウジアという架空の国出身でクラコウジア語という架空の言葉を話しているのが、未知の国で1人孤独に彷徨う感じが出て良かったと思った。ストーリー的に単に特定の国を指すのを避けたのかもしれないけど。

でも主人公は英語が喋れない以前に、知的障害を持っているのかと思うような言動で面白おかしく描かれていて、これこそがこの映画の面白さなのだろうけど、アメリカ人が非英語圏の外国人をどう見ているのかがわかりやすく残酷な気もした。人間ではなくまるで野蛮人のように見ているんだろうなという偏見を感じた。東ヨーロッパの国の設定だったから他人事で面白く観れたけど、これが日本人だったら嫌だったかも。

最初の入国ができない説明を話してる時全然伝わってなかったのに、その次の日は地味に英語が理解できてるのは不思議。

母国が復活してVISAが発行されても、なんでそんなに頑なに入国させたくないのか。あそこまで馬鹿真面目に長い間空港にいたんだから、恩情での不法入国ではなく正式に認められて入国して欲しかった。

キャサリン・ゼタ・ジョーンズもゾーイ・サルダナもめっちゃ綺麗で、私もああなりたかったってずっと思って観た。
ひ