ゆかり

ターミナルのゆかりのネタバレレビュー・内容・結末

ターミナル(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

二回目。こんなに良い映画だったとは。
祖国がクーデターになりパスポートが無効になったビクターがNYの空港で足止めをくらってから、父親と交わした約束を守るためNYのジャズバーに到着するまでの9ヶ月の話。クライマックスは空港で出会った人々の優しさが結集して感動。コートを貸してやるシーンもすごく良かった。

最初はビクターがひたすら頼りなくて心配だったが、空港でたくましく社会生活をつくりあげていく。
カートでお金を稼ぐことを覚えて、言語を習得し、人からの依頼で情報屋となって食料を得て、恋をし、住処を作り、建設チームで働くように。
全ては飢えをしのぐため。なるほどどこに放たれても人はこういうサイクルで社会生活を送るようになるんだね、と感心した。
ビクターの性格の良さも父親のこともわかったけど、もう少しビクターの情報量(どんな風に生きてきたのか)があったらさらに感情移入したかなとも思った。
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