ずっと見逃していた作品。
ジャケットのハンクスのうるうるした目から、シリアス寄りの感動作という先入観があったが、蓋を開けて見たら完全にコメディタッチ。
法の穴に落ちた移民(正しくは外国人旅行客)、という設定は考えるものがあるにしろ。
主人公が紛争が起こる架空のヨーロッパの国出身で、英語を解さないわけだが、誰がどう見てもトムハンクスだから、名の知られていないヨーロピアン俳優の方がすっと入れた気がしたし、逆にケネディ空港の権威はスタンリートゥッチという点にも笑えてしまうが、それぞれがそんなハンデ以上に巧い役者だということがかえってアピールされている。
いくつものツッコミどころはさておいて、楽しい作品であることは間違いないので、もっと早くに気軽に見ておけば良かった。