ったあぁ

ターミナルのったあぁのレビュー・感想・評価

ターミナル(2004年製作の映画)
5.0
UULAにて。

架空の国クラコージア人のビクター。彼がアメリカに到着した直後祖国でクーデターが起こり、国に戻ることもアメリカに入国することもできなくなってしまう。状況が改善されるまで空港から出ることすらできない。

自分だったらこんな絶望的な状況で何ができるだろう。

ビクターがとった行動。それは「待つこと」。しかし、ただ待つだけではなく、誰かに助けを求めるのでもなく、彼はその場その場でできる限りのことを尽くします。英語も覚え、お金を稼ぎ、友達を作って、人も助けるし、恋だってします。

自分の境遇も顧みず、いつだって彼の行動の原動力は「人のため」。彼がそうすることを余儀なくされていた「待つこと」さえ「人のため」です。

いつの間にか彼の周りにはたくさんの味方ができました。みんなは「彼のため」を思い、彼は「人のため」を思います。

人と仲良くなるためには、目的を達成するためには、世界が平和になるには、何が一番大切なのか考えさせられました。

個人的にこんなに応援したくなるオッサンは彼と野原ひろしくらいです。
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