軽・佻・浮・薄・2
実は当時付き合っていた子と見に行った映画。懐かしい。パンフレットも持っていたんだ(なぜかパンフは細長かった)。今見るとこれを選んだ自分を責めたい。
第1話 「パパの立場もわかれ!」本田昌弘監督
当時の24時間働けますか!ストーリー(リゲイン)。自分を殺して働いたご褒美がニューカレドニア如きだったら働きたくないって思う今日このごろ。
こんなパワハラないだろうと思って見ていて、いや昭和はあるんだよと改めて感じてしまった。最後のバカヤローも爆発してなくて不発感ありあり。
第2話「怖いお客さまがイヤだ」鈴木元監督
まず堤真一が若すぎですよ。堤ファンは身悶えするかもしれないけど、僕はそこまでではないので悶えない。
でも当時のやりすぎフィルムとして楽しいし、オムニバスの作品にしては無駄に豪華(僕的にね)。爆笑問題やイッセー尾形、光石研に銀粉蝶、島崎俊郎とベンガルと曲者勢ぞろい。展開も寺山修二ですかという感じで楽しい。最後のオチもなんともはや。嫌いじゃないぜ。
第3話「新しさについていけない」岩松了監督
この映画では新しい物になっている29インチのテレビもS-VHSもCDももう古いものなんだよ……。時代ですなぁ。その点では少し面白かったんだよね。
ただフミヤの演技がほんとにポンコツなんで萎える萎える。柄本明と竹中直人の当代曲者演者二人が出ている。
第4話「女だけ年を取るなんて」成田裕介監督
山田邦子主演。ちょっとかわいらしく見えてしまうのが愉快。ボクシングの真似事をするシーンなんか無駄に元気になってしまう。
最後の風船のシーンはよかった。これだけでもありなのかしらん。山田の悟りきった笑顔も素敵だ。
全体としてなんだこれだけど1より良かった。少しだけ愉快な気持ちになれたんだよ。