トランスマスター

バカヤロー!2 幸せになりたいのトランスマスターのレビュー・感想・評価

3.0
第1話『パパの立場もわかれ』
旅行代理店で苦情処理の部署で働く小林稔侍が仕事と家族サービスに奔走するお話。

◆良い点/注目ポイント
・ネットも普及していない時代パック旅行が、当たり前の時代、20万円を超える旅行パックが完売になる好景気に時代を感じます。
・今では考えられないパワハラに耐えていた小林稔侍の演技に感服します。最後のビールかけの表情が見事!

◆改善点
・家族の父親へのわがままが辛いです。

◆総括
・このエピソードが一番ホッコリしておススメです。

第2話『こわいお客様がイヤだ』
コンビニ店員の深夜の珍客のエピソード集

◆良い点/注目ポイント
・堤真一や爆笑問題が若すぎて笑えます。
・舞台となった茨城県のパンプキンというコンビニに行きたくなりました。

◆改善点
・妄想シーンは、一回で大丈夫です。

◆総括
・みんな2000円以上もコンビニで使うなんて凄いなと思いましたが、ネットのない時代は、コンビニで雑誌やお菓子やタバコを買うからと妙に納得しました。

『新しさについていけない』
新婚カップルが新居に引っ越しレコードプレイヤーの針を買いに行くところから始まり、隣人から洗濯機の音がうるさいと苦情を言われアキバへ買い物に行くお話し。

◆良い点/注目ポイント
・藤井フミヤのダサい青年役が黄金期のとんねるずの番組とシンクロして思い出タイムトラベルを味わえます。
・昔ミニコンポとかにお金をかけている友人がいてセットだと7万円くらいのところ機材を別々に揃えて20万円位したのに驚いた記憶もフラッシュバックしました。聞いていた音楽はプリプリやSHOW-YAなどのJ-POPなのに・・・。
・HI-FIのVHSデッキが、7万円!家電に関しては現代のほうが機能も価格もデザインも恵まれています( ;∀;)
・4:3比率の29型テレビは液晶の42型と同じくらいの縦幅ででかくて重いのを思い出しました。
◆改善点
・最後のクライマックスのフミヤのバカヤロー!はもっと熱を入れてほしかった。不完全燃焼です。

◆総括
・アニメやメイドやアイドルの聖地ではなくまだオシャレなビルや飲食店も充実していない(中華料理屋しかない。)サイバーな秋葉原が懐かしかったです。(私の昔の通学の下車駅。地下鉄の駅はクーラーもなく冷やしおしぼりが冷蔵クーラーに置いてあった。というアナログぶり。)

第4話 『女だけトシとるなんて』
西葛西に住む大手のキャリアウーマンが、結婚してくれない恋人と別れ故郷の山梨県に里帰りして求職をするお話です。

◆良い点/注目ポイント
・メトロのロゴがまだ営団地下鉄時代のがウルトラ警備隊ににたロゴが、でクールです。
・この30年間でどれだけ女性が働きやすい状況になったかわかりやすいと思います。

◆改善点
・山田邦子のシーン切り替えの場面のシャドーボクシングは、なんかイマイチです。

◆総括
・巻末のブチ切れ方は、爽快な思い切りの良さがありオオトリにふさわしいエピソードでした。

-2019年10本目-