高野順

ラ・ピラートの高野順のレビュー・感想・評価

ラ・ピラート(1984年製作の映画)
4.3
 こんな陰鬱で自閉的な物語をするすると見てしまうのは魅せ方のうまさか。トリュフォーのような軽快さを感じる。もちろんこんな寄りの画は多くないが。
 作り手がこのどうしようもない物語をどうしようもないものとしてカラッと撮っているサッパリさが軽快さの起因かもしれない。
 落ち込んでいたが少し元気が出た。不思議だ。
高野順

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