おバカ犬

エクスタミネーターのおバカ犬のレビュー・感想・評価

エクスタミネーター(1980年製作の映画)
2.8
開始1秒で大爆発を起こし、その後も幾度となく爆発し続ける『仮面ライダーV3』もビックリの火薬量でお送りする『エクスタミネーター』をレビューだ。

"ベトナム帰還兵のジョンが親友の死をきっかけにNYの悪を裁き始める"という至ってシンプルなストーリーなのだが、そこに至るまでにやたらと遠回りするので非常にテンポが悪いし、わかりづらく感じる。復讐劇が続くのかと思ったら、えっ、こんな話だったの?って戸惑う。しかも話がぶつ切りで逆にテンポが良かったりするのが憎めない笑。

見どころのあるシーンもないわけではないが、敵が惨くやられるときは大体その断末魔だけが響き渡る。精肉会社の社長がミンチにされるシーンだけはなぜかその肉片が排出されて生々しい。あとはんだゴテで娼婦を痛めつける変態のシーンもキツいぜ。

80年代のNYの雰囲気は最高だね。OPとEDの風景も素敵。長いけど。あと、『ラブinニューヨーク』でも思ったがこの街は夜景が本当に綺麗だわ。そして、ジャケットとは裏腹にメニュー画面で流れてる優しい曲のギャップに爆笑。

ジャケットを見た時のワクワク感と、ベトナム戦争の爆発が全てを持って行った出オチな作品であった。というか、ジャケット詐欺だろこれ!なんならホラーでもねぇ!以上!
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